さやえんどうの栄養と健康効果

注目の健康成分

 

 

さやえんどうはビタミンAに転換するβ-カロチンを多く含んでいます。この成分で有名なのは抗発ガン作用や免疫賦活作用ですが、その他にも、粘膜や皮膚、髪の健康維持、視力の維持、喉や肺などの呼吸器系統を保護する作用もあるとされています。

 

 

そして食物繊維も豊富に含まれています。以前では食物繊維は栄養とみなされていなかったのですが、その後の研究で、健康に有効な作用が認められるようになって、今では第6の栄養素と呼ばれているのです。

 

 

食物繊維は、分類上は炭水化物なのですが、糖質とは異なり消化されません。そのため整腸効果などを発揮するのです。食物繊維は人の消化酵素で消化されない難消化成分です。

 

 

ビタミンB1は、水溶性ビタミンのひとつで、糖質からのエネルギー産生、皮膚や粘膜の維持に効果があります。脳神経系は糖質を栄養源として使っているので、そうした正常な働きにも関係しています。

 

 

ビタミンB2も水に溶ける水溶性ビタミンです。強化米(ごはんに混ぜる)の黄色いものがビタミンB2の色です。ビタミンB2は、B1同様に皮膚や粘膜の健康維持に役立つビタミンであり、体内で糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーにする代謝を支える非常に重要な働きをしています。そのため活発に活動する人ほど、このビタミンB2は必要になります。さやえんどうを食べると元気になるわけです。